心理学系大学院へ行こう

“心理学系大学院へ行こう”では、主に大学院入試対策向けの参考書や受験のための知識を紹介しています。卒論対策にも一読ください。 さらに, 研究者になるにあたって役立ちそうな記事も掲載しています。psychology_ganbaru

学会参加のすゝめ (学部生のうちに)

大学院は研究をするところです。

もちろん,実質,資格を取るだけのために大学院に進むも人もいるでしょう。しかし,それでも,大学院は研究をするところと位置づけられています。

じゃあ,研究ってなに?

っていう疑問を,手っ取り早く解決するには,学会あるいは研究会に参加すると良いです。もちろん,論文をたくさん読むことも重要ですが,研究者にとっては,論文はもはや過去の遺物です。

これから大学院に進学するみなさんは,最新の研究動向,研究を取り巻く環境などについても,十分に調べ,準備しておくべきです(このブログでも何度も取り上げていますが,お金や就活の問題もありますし)。

また,進学する研究室を選ぶ際にも,学会への参加は非常に意義があります。そこで面白そうな研究を見つければ,進学を考えてもよいでしょう。研究をしっかりやりたいのであれば,大学のネームバリューよりも,面白い研究をやっている先生に指導してもらうことを重要視しましょう(同時に,先生の人柄のチェックも重要です)。

だけど,どこ行っていいのかわからない!ということもあるでしょう。その際の基準は,まずは,「行きやすいところ」「幅広いところ」がいいです。興味ドンピシャの学会・研究会ではなくても,自分の幅を広げるため,と割り切って参加することも大事です。一般的に,学生の参加費は安いので,近場であれば,費用対効果は十分なハズです。

日本心理学学会,基礎心理学会,臨床心理学会。。。などの大きな名前がついたところは幅広く,自分に関連のある研究も,関連のない研究も見つけることができるでしょう。

また,若手の運営している研究会に参加するのもお勧めです。たとえば,東京近郊であればSociety for Tokyo Young Psychologistなどがあります(宣伝: https://styp.wordpress.com/)。その他,関西,東海…など,地域ごとにいろいろと存在します。(自称)若手が運営している場合には,学部生は特に歓迎され,希望すればたくさん情報をくれると思います。みんな仲間を増やしたいのです。

地域の名前が付いている場合には,若手が主催しなくても参加しやすい雰囲気かと思います。そのため,日程的に都合がつくのならば,”若手”にこだわらなくてもいいかもしれません。