心理学系大学院へ行こう

“心理学系大学院へ行こう”では、主に大学院入試対策向けの参考書や受験のための知識を紹介しています。卒論対策にも一読ください。 さらに, 研究者になるにあたって役立ちそうな記事も掲載しています。psychology_ganbaru

勉強の仕方(心理学)

まず、用意するものは「心理学辞典」(買わなくてもいいけれど)。そして概論書2冊。なぜ2冊かというと,1冊だと内容が偏ってしまうので。また,できれば2冊よりも多い方がいいです。

概論書を読み終えたら、個別に各領域の参考書を読みましょう。

そして,各論を理解したら,「試験に出る」シリーズにチャレンジすると良いでしょう。この本は設問もついているので,まとまった復習になります。このシリーズには試験(といっても公務員試験だけど)に出るような重要な(メジャーな)トピックが殆ど含まれているので,一般的な心理学はこれで十分です。

そして,わからない,あるいは知識が曖昧な箇所を見つけたら辞典や概論書に戻って確認することが大事です。またこのときも,何かトピックを調べる時には,少なくとも2つの出典(ソース)に当たることが大切です。書いている人によって,結構食い違いがあります。

各領域の参考書は,概論書よりも「知識」という感じが少ないため,良い息抜きになると思います。楽しみながら,理解を深めましょう。

各領域の参考書は,受験する大学にいる先生の著書を優先させる事が大事です。また,その先生たちが授業で使用している教材は必ず確認しましょう。ウェブにシラバスが載っている大学がほとんどだと思いますので,検索すればどうにかなります。さらに,授業のノートがあれば尚いいです。

過去問は大学の事務所に行けば手に入るでしょうから,それぞれの問題がどこから主題されているのか確認しておきましょう。先生たちも,毎年新たな問題を考えるほど暇じゃありませんので,問題の出所は,特定の本か,授業のレジュメである場合が多いと思います。ちなみにW大B学研究科の心理学コースの場合,先生たち全員分の授業のレジュメ(あるいはノート)があれば,概論書は不要です。(体系的な知識をつけるためには,概論書は必ず読んだほうがいいのですが)

また,臨床心理士向け(これからは公認心理士)のテキストはたくさん出ていますので,それらに関しては,そっちを参照した方がいいと思います。

英語の勉強もかねて,英語版のWikipediaも活用しましょう。日本語のWikipediaはレベル低いので,見ない方がいいです。