心理学系大学院へ行こう

“心理学系大学院へ行こう”では、主に大学院入試対策向けの参考書や受験のための知識を紹介しています。卒論対策にも一読ください。 さらに, 研究者になるにあたって役立ちそうな記事も掲載しています。psychology_ganbaru

心理学歴史系書籍 いくつか

図説世界を変えた50の心理学 (シリーズ知の図書館)
おもしろくない。中古で安く買うか,立ち読みでよい。

心理学史への招待―現代心理学の背景 (新心理学ライブラリ)
とても良い本ですが,ひとりで全部読むのは疲れるかもしれません。初学者であれば,1章ごとの輪読の発表形式がいいかもしれません。歴史を追うほうが,流れを理解できるので,一冊概論書を読んだ後など,ある程度すべての範囲について知識を得た後にチャレンジしてみると,心理学が楽しくなると思います。

心理学史 (心理学のポイント・シリーズ)
分担執筆なので,内容かぶっていたり,人による内容のレベル差があったりと,統一感なくあんまお勧めできない。
見開き1ページで一つのトピックを説明するのはいいけれど,トピックによっては薄っぺら過ぎて理解できない。

脳を繙く―歴史でみる認知神経科学 (神経心理学コレクション)
神経心理学シリーズではあるけれど,内容的には心理学・認知神経科学の本です。心理学・認知神経科学史に残る重要な研究がトピック・時系列ごとに紹介されています。決して読みやすくはないですが,お勧めです。

神経心理学―その歴史と臨床の現状
原書は1994年に出版されているけれど,1980年代に書かれていそうな内容。トピックも少しずれていて,現代参考にするには,他の本がいいかも。