心理学系大学院へ行こう

“心理学系大学院へ行こう”では、主に大学院入試対策向けの参考書や受験のための知識を紹介しています。卒論対策にも一読ください。 さらに, 研究者になるにあたって役立ちそうな記事も掲載しています。psychology_ganbaru

試験にでる心理学シリーズ (一般&臨床)



公務員試験用の本。
問題形式で量のある本というのはこのシリーズくらいなので非常に重宝します。
解説は雑なので、最初にあるブックリストを参考に適宜するとよいかも。
といっても、そんな暇もないだろうから、有斐閣の心理学辞典でチェックするくらいで十分。
基本的なことはさらってくれているので概論書の次に、知識の基礎固めとして利用するのが◎。
著者のスタンスに文句を付ける人が多いが、内容には関係ないので問題なし。

□一般心理学編 ★★★★☆

一般心理学編は無難。一応全てさらっておいてソンは無いです。
しかし、始めの方にある心理学史はすっ飛ばして良い。
ある程度知識がついて、かつ興味が湧いたり必要に迫られたらどうぞ。
行動、知覚、認知、生理とまとめてあるんだっけな。
ただ、当然のことながら一つ一つに割いている分量がとても少ない。
そして内容も若干偏っているので、あくまで知識のチェック程度に。

□臨床心理学編 ★★★★☆

試験にでる心理学 臨床心理学編―心理系公務員試験対策/記述問題のトレーニング (心理系公務員試験対策/記述問題のトレーニング)

臨床心理学編は良くまとまっていて分量もそこそこある気がする。
僕自身は臨床系には関心が薄いのですが、とりあえずこれはお勧め。
「よくわかる臨床心理学」よりいいんじゃないかな。
厚さもコンセプトも違うといえば全然違うのだけれど。